安心な永代供養墓選びとは?

安心な永代供養墓

安心な永代供養墓の基準

永代供養墓とは?ページにも記述してあるように、永代供養墓は本来仏教寺院(お寺)にあり、僧侶によって供養がしっかりと行われる合葬式墓所のことを言います。

以下の3点が確認できれば安心な永代供養墓と言っても良いでしょう。

1.「しっかりしたお寺にある」

   ※伝統的な宗派に属している、境内が整理されている等

2.「僧侶(お坊さん)の顔が見える」

   ※僧侶と話ができる、僧侶が自分自身を隠さない等

3.「すべてを業者任せにしていない」

   ※必ず僧侶が登場し、永代供養墓について説明をする等


あとは僧侶との相性も重視すべき、といったところでしょうか。

永代供養墓選び 注意点

お寺の宗派

お寺は別々の宗教法人

 お寺は基本的に、独自が独立した宗教法人格を持って運営されています。宗派というのは、今現在の住職がどの宗派に属しているか、ということであり、住職の意向によりお寺(宗教法人)が改宗したり、宗派から独立したりして、そのお寺自体の宗派が変わった、ということも少数ですが実際にはあるようです。
※ごく稀ではありますが、破門という場合も有ります。(宗派の意向とは大きく異なる行動があったり、住職が刑罰を受けたりした場合など)


墓地の運営

墓地の許可は知事が行う

 墓地を運営する者は営利を目的としてはならないため、通常の株式会社等の運営は許可されません。
(もちろん永代供養墓を含みます)

墓地運営の許可を受けられる者は、地方公共団体、宗教法人法(昭和26年法律第126号)第4条第2項に規定する宗教法人、公益社団法人又は公益財団法人のみです。

 そのため近年では、寺院が宗教法人の名義を営利を目的とする墓地開発事業者に使用させ、寺院とは別の責任の無い事業者が実際の管理・運営を行っている場合もあります。

望まれる方々にとってそれらの永代供養墓が有益であり、しっかりと寺院の存在及び運営形態を知らされているのであれば否定するところはありませんが、寺院の宗教法人格によって土地の墓地使用許可が認められているにもかかわらず、そのことを隠すように永代供養墓希望者の募集が行われている場合が存在することも事実です。

そのような場合では、寺院は墓地や墓の管理・運営に一切かかわらず、全てが民間事業者任せのことも多く、トラブルも発生しています。


安心な永代供養墓の見分け方

寺院の名称が誰にもわかるように使用されている

 新聞の折り込み等で、寺院名が付かない「○○霊園」というチラシを見ることも多いと思いますが、必ず<経営主体○○○○><事業主体△△△△>などが知事の許可番号とともに記載されているはずです。そこは注意すべき対象であり、その義務部分にしか寺院名称が記載されていないとすれば確認が必要です。


一方、「△△寺○○霊園」など、寺院の存在がわかる名称であったり、「□□寺院内」などと、永代供養墓が寺院の敷地内にあることが明記されている、などは安心な永代供養墓の要素です。

このように目につくように寺院名を記述されている場合は、寺院が永代供養墓に対しての正当な管理・運営をしており、寺院が明確な責任を表明していると思って良いでしょう。


仏教寺院のみで使用される「永代供養」「永代供養墓」と記述されるのならばはっきりと寺院の存在を明らかにされるべきでしょう。


繰り返しになりますが、安心な永代供養墓の見分け方は以下を参考にしましょう。

1.「しっかりしたお寺にある」

2.「僧侶(お坊さん)の顔が見える」

3.「すべてを業者任せにしていない」

安心な永代供養墓選び